« 2007年10月 | メイン | 2007年12月 »

2007年11月

2007年11月26日 (月)

「キンメダイ」

キンメダイ

キンメダイ

市場でもっとも存在感のある魚のひとつがこの「キンメダイ」です。 その名の通り眼が大きく、瞳孔が金色、そして胴体の色が真っ赤! という派手な色合いで、やたら目立っています。 一昔前なら「キンメは煮つけ用だ」なんて評価でしたが、最近福井で人気が出てきているのが「キンメの刺身」です。

そこでお薦めなのは「キンメダイの握り」。 

脂がのっており、その脂がとろっと甘い。 身質は柔らかいのですが、しっかり噛みごたえがあり、すし飯との相性は抜群です。 皮をつけたまま湯引きや炙りにするのがポイント。
これから旬を迎える「キンメダイ」。 担当の山下、「一押し」の魚です。
(鮮魚部・刺身物チーム・山下)

「身欠きにしん」

身欠きニシン
本干しタイプ(左)・ソフト干しタイプ(右)

身欠きニシンの比較
本干しタイプ(上)・ソフト干しタイプ(下)

「身欠きにしん」とは、腹部の身を欠き、乾燥した「にしんの干物」のことを指します。 日持ちしないニシンを流通させるため、古くは江戸時代から加工製造され、保存食として重宝されてきました。
栄養価の面では、生活習慣病予防に効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれており、血液を流れやすくし、血中のコレステロール値を下げる作用を持っています。
「身欠きにしん」には、「本干しタイプ」と「ソフト干しタイプ」の二種類があります。 「本干しタイプ」は、旬の野菜との相性がとても良く、麹漬けや三平汁、甘露煮や昆布巻に最適です。 「ソフト干しタイプ」は焼き物に適しています。 是非、ご家庭で脂ののった身欠きにしんをご賞味ください。
(特殊塩干部・塩干チーム・森永)

旬の魚を使って料理を作ろう♪レシピサイト「今月のおうちごはん」へ

2007年11月22日 (木)

「三國シェフ来たる!」

11月22日(木)午前6:45頃、「HOTEL DE MIKUNI」の三國清三シェフが、福井市中央卸売市場に来られ、当社の井上専務が、せり場や仲卸の売り場を案内しました。

三國シェフ

三國シェフは、「甘えび」や「ずわいがに」「赤がれい」など、いろいろな魚を直接手にとって、自分の目で鮮度等を確かめていました。 

三國シェフ

その後、「福井産の魚」について、意見交換をし、場内の食堂で刺身定食を食べ、小松空港へと向かわれました。

Mikuni_chef3

 わずか1時間ほどの滞在でしたが、一流シェフの来場は、みんなの注目を集めました。

2007年11月19日 (月)

「越前がに」

越前がに

日本海で獲れる「ずわいがに」の中で、福井県沖で漁獲されるものを「越前がに」といいます。
福井県沖は、暖流と寒流が交じり合い、プランクトンが大量に発生する好漁場となっています。だからこの海域で獲れる「越前がに」は、肉質もよく、甘味も強く、大変美味しいのです。
その証が、爪につけられた「黄色いタグ」。
「越前がに」は、刺身はもちろん、焼きがに、かにしゃぶ、かに鍋と、どんな食べ方でも美味しいのですが、なんと言っても「茹でがに」が一番です!
今から12月いっぱいが、最高に美味しい時期です。お正月までに、是非一度、「黄色いタグ」の「越前がに」をお召し上がりください。
(鮮魚部・近海物チーム・谷口)

2007年11月12日 (月)

「ずわいがに漁解禁!」

11月6日、ずわいがに漁が解禁となりました。3月20日まで漁は続きますが、メスは、資源保護のため、1月10日で再び禁漁となります。

市場の様子

7日早朝には、県内外のずわいがにが、所狭しと売り場に並べられ、また、市場内は、多くの人でにぎわいました。

ずわいがにのせりの模様

午前4時30分より、せりがスタート。今シーズン初めてのかにのせりとあって、場内は大変な熱気に包まれました。 福井市場の冬は、今年も熱くなりそうです!

「せいこがに」

せいこがに

11月6日より、「ずわいがに漁」が解禁となりました。 
オスに比べて小型のメスは、プチプチとした卵=外子(そとこ)をたっぷり抱え込んでいます。 このメスのことを、福井では「せいこがに」といい、大変人気があります。 甲羅の中にある「赤いダイヤ」と呼ばれる「内子」(うちこ)は、絶品! 1月10日まで、1年のうちわずか2ヶ月しか食べることのできない、福井の冬の味覚です。 
ここ数年、だんだん型が小さくなってきているような気がして、心配です。
(鮮魚部・近海物チーム・谷口)

旬の魚を使って料理を作ろう♪レシピサイト「今月のおうちごはん」へ

2007年11月 5日 (月)

「水魚(みずうお・みずべこ)」

幻の魚「水魚」の正式名称は「ノロゲンゲ」といいます。底引き網漁の魚として、これまではあまり評価されませんでしたが、最近は、テレビや雑誌でも注目されるようになりました。

水魚(みずうお・みずべこ)

体全体が、ヌルヌルしたゼラチン質の粘液で覆われています。身は白身で淡白なため、見た目の不気味さとは異なり、色々な食べ方で美味しく食べることができます。輪切りにしてお吸い物にしたものがイチオシで、甘エビの頭を加えると、一段と甘味が増して美味しくなります。

干物

干物もこれまた絶品で、市場にも入荷します。まさに今が旬! 是非、一度お試しあれ。
(鮮魚部・近海物チーム・千本)

旬の魚を使って料理を作ろう♪レシピサイト「今月のおうちごはん」へ