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2008年1月

2008年1月28日 (月)

「2月3日の節分には、みんなでいわしを食べましょう!」

いわし

2月3日は、節分です。 節分とはもともと、立春・立夏・立秋・立冬の前日をさすのですが、最近では、立春の前日のみを節分というのが一般的になってきています。
昔から節分の夜には、「鬼」が出没すると考えられていました。 柊(ひいらぎ)の葉が「鬼」の目を刺し、「いわし」の頭の悪臭が「鬼」を近づけないということから、柊の枝に「いわし」の頭を刺したものを門口に置くようになったようです。 もちろん豆まきも、同じように、邪霊悪鬼を追い払うための行事です。
「いわし」は、EPAやDHAを豊富に含み、現代病の予防に大変効果的な魚です。 塩焼きはもちろん、蒲焼き、生姜煮、てんぷら、つみれ汁、握り寿司など、和風の食べ方はたくさんありますが、今年はぜひ、香草焼きやマリネなど、「洋風の料理」にもチャレンジしてみてください。
最近の節分は、恵方巻き(丸かぶり寿司)も大人気です。 今年は、「南南東」の方角に向いて幸運を願い、「黙って」最後まで食べてください!
(鮮魚部・近海物チーム・西川)

「水だこ(煮だこ)」

水だこ(煮だこ)

「水だこ」は、寒いこの時期に産卵のため沿岸に寄ってくると言われ、福井県の国見や鷹巣では、1月になると「水だこの延縄漁」が開始されます。 「水だこ」は、福井では「水がに」とならぶ冬の風物詩で、この時期が一番美味しくそして安くいただくことができます。
福井では、「水だこ」の雌のことを『マダコ』、雄のことを『ミズダコ』と呼びます。 『マダコ』に比べて『ミズダコ』の方が水っぽいのが特徴です。
「水だこ」は肝機能や疲労の回復に効能がある「タウリン」、新陳代謝を高める「亜鉛」を多く含んでいる、高タンパク・低カロリーの食材です。
塩茹でにした「煮だこ」を刺身にして、ワサビ醤油や酢味噌で食べるのが一般的ですが、 マリネや酢だこでも美味しく召し上がることができます。 最近では、生の状態で足のみで販売されている物もあるので、生のままを刺身にしたり、「しゃぶしゃぶ」にしたりと、ちょっと変わった食べ方もいかがでしょうか!?
(鮮魚部・近海物チーム・千本)

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2008年1月25日 (金)

「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪に出展しました」

1月23日(水)24日(木)の2日間、大阪で開催された「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪」に「越前・若狭のさかな販売協議会」として出展しました。

Sジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪

3m×6mのスペースには、福井県産の水産物、水産加工品が所狭しと並べられ、新しく作成したのぼり旗や販促物で作り上げられた「オレンジ色に輝く」ブースは、会場内で一番の注目を集めました。

ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪

多くの方がブースを訪れ、展示品を見たり、質問をしたり、試食品に手を伸ばしたり、・・・当社の社員、福井県の職員、JF福井県漁連の職員が協力して、接客にあたりました。
ご来場の皆さん、本当にありがとうございました。

ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪

2日間、精一杯がんばって、「越前・若狭ブランド」「福井県」を、来場者の方々に強く発信することができたと思います。チャンスがあったら、また、是非チャレンジします!!

2008年1月21日 (月)

「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪に出展します!」

(407ブース)越前・若狭のさかな販売協議会

昨年6月に、福井県水産課、JF福井県漁連、その他関係の各団体と協力して、福井県産の水産物および水産加工品を、県内外に広く販売する目的で、「越前・若狭のさかな販売協議会」を立ち上げました。 そして、1月23日~24日、インテックス大阪で開催される「第5回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー・大阪」に出展することになりました。
「越前がに」や「甘えび」をはじめとする福井県産の魚介類やその加工品を中心に展示・商談を行います。 もちろん、「焼き鯖寿司」や「赤ガレイの唐揚げ」「甘えび新丈」などの試食品も豊富に取り揃えています。
詳しくは、http://www.exhibitiontech.com/seafoodosaka/ をご覧の上、写真のロゴマークを目指して、No.407「越前・若狭のさかな販売協議会」のブースにお越しください。皆様のお越しをお待ちしています。

「1月25日は「天神講」、赤ガレイを食べましょう!」

(福井県内各地で見られる「天神講」のポスター)

「天神講」という名の祭りは全国各地に散見されますが、赤ガレイ(生・素焼き)を供えるのは福井独自の風習です。 菅原道真公はカレイが大好物だった???
赤ガレイは、福井の底曳き網漁で最もポピュラーな魚のひとつで、高タンパク質でコレステロールが少なくカルシウムも豊富で、子どもの脳や身体の発育を助ける栄養素がたっぷりです。 大きいものであれば1匹を飾るには格好の良い魚です。
長男が誕生すると、学問の神、誠心の神として子どもの成長を見守って欲しいとの親心で、母方の実家から嫁ぎ先へ、天神様の掛け軸(福井県の越前市周辺では木彫り)が贈られます。 幕末の頃、教育に熱心だった福井藩藩主松平春獄が天神画を飾るように推奨したからだとか・・?
生まれてはじめての正月から、掛け軸を床の間に飾り、1月25日に赤ガレイを供えます。菅原道真が生まれたのは6月25日。 大宰府へ左遷されたのは1月25日。 この世を去ったのは2月25日。 このことから、毎月25日を"天神さんの日"として、1年で最初の"天神さんの日"ということで1月25日が、「初天神」になったそうです。
赤ガレイは、ビタミンB1、B2が多く、ビタミンDも多量に含まれています。 縁側には、皮膚に張りを持たせると言われているコラーゲンが多く含まれているので、特に女性にはお奨めのうれしい魚です。 塩焼きや煮付けにして食べるのが一般的ですが、独特の癖がなく、とても食べやすいカレイなので、中華風のあんかけを一度試してみてはいかがでしょうか。  
(鮮魚部・近海物チーム・西)

「水がに」

(上)通常のずわいがに、(下)水がに

12月21日の福井県、石川県に続いて、1月17日に、山陰地方で「水がに漁」が解禁となり、18日より福井市場に入荷が始まりました。 
山陰地方では、「水がに」は「若松葉」(若い松葉がにの意味???)と呼ばれています。 鮮度を重視しているため、「日帰り漁」が中心で、福井市場には、ほとんどが「生」の状態で到着します。
「水がに」は、脱皮して殻が完全に硬くなる前のずわいがにのことで、写真のように、腹側から見ると、「ずわいがに」の殻が黄色味を帯びているのに対して、「水がに」の殻は透き通っていることで見分けることができます。
「水がに」は、身の「みずみずしさ」が大きな特徴で、通常は刺身で食べられますが、福井には昔から、茹でて食べる習慣があります。 身離れがよく、殻から「ズボッ」と簡単に抜けて食べやすいので「ズボがに」の愛称で、大変人気があります。 最近では、「茹でたてのあつあつ」を食べさせるお店も増えて来ています。
「水がに」はこれからどんどん美味しくなり、3月20日まで、漁は続きます。
(鮮魚部・近海物チーム・谷口)

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2008年1月15日 (火)

「ヤリイカ」

福井では、刺身用のイカとしては、春~秋は、「マイカ(ケンサキイカ)」が中心ですが、冬場は、今がまさに旬の「ヤリイカ」が主役になります。

左上「ヤリイカ」 右下「マイカ」、活のヤリイカ

写真のように、「ヤリイカ」は、「マイカ」や他のイカに比べて足が短いのが大きな特徴で、山陰の一部の地方では、「手無しイカ」と呼ばれています。
例年1月前半までは、青森県産の「ヤリイカ」が主流ですが、後半になると、福井県産の「ヤリイカ」がどんどん入荷してきます。 福井県産の場合には、「活(生きた状態)」で入荷するものもあります。

大型・釣り・4kg入り、小型・底曳き物・7kg入り

大型サイズはなんといっても刺身が最高で、中小サイズは、塩焼きや煮つけに最適です。 和食で食べられることが多いと思いますが、パスタ等のイタリアンでも、豆板醤(とうばんじゃん)とからめて中華でも、なんでもOK。
今度もし「ヤリイカ」の刺身が残ったら、是非シャブシャブで食べてみてください。絶品です!
(鮮魚部・刺身物チーム・山口)

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2008年1月 7日 (月)

「初市式が行われました!」

1月5日(土)午前4時45分より、平成20年の初市式が行われました。

東村市長 成瀬社長 穴田農林水産部長

東村市長のご挨拶のあと、当社成瀬社長が3本締めを行い、穴田農林水産部長の音頭で、乾杯(もちろん、お酒ではありません!)が行われました。

せりの模様

その後、売り場に鐘の音が鳴り響き、今年初めてのせりが始まりました。

視察

東村市長は、成瀬社長の案内で、せりを視察されました。
今年も、活気のある福井市中央卸売市場でありますように!