おもしろ映像箱

2008年1月21日 (月)

「1月25日は「天神講」、赤ガレイを食べましょう!」

(福井県内各地で見られる「天神講」のポスター)

「天神講」という名の祭りは全国各地に散見されますが、赤ガレイ(生・素焼き)を供えるのは福井独自の風習です。 菅原道真公はカレイが大好物だった???
赤ガレイは、福井の底曳き網漁で最もポピュラーな魚のひとつで、高タンパク質でコレステロールが少なくカルシウムも豊富で、子どもの脳や身体の発育を助ける栄養素がたっぷりです。 大きいものであれば1匹を飾るには格好の良い魚です。
長男が誕生すると、学問の神、誠心の神として子どもの成長を見守って欲しいとの親心で、母方の実家から嫁ぎ先へ、天神様の掛け軸(福井県の越前市周辺では木彫り)が贈られます。 幕末の頃、教育に熱心だった福井藩藩主松平春獄が天神画を飾るように推奨したからだとか・・?
生まれてはじめての正月から、掛け軸を床の間に飾り、1月25日に赤ガレイを供えます。菅原道真が生まれたのは6月25日。 大宰府へ左遷されたのは1月25日。 この世を去ったのは2月25日。 このことから、毎月25日を"天神さんの日"として、1年で最初の"天神さんの日"ということで1月25日が、「初天神」になったそうです。
赤ガレイは、ビタミンB1、B2が多く、ビタミンDも多量に含まれています。 縁側には、皮膚に張りを持たせると言われているコラーゲンが多く含まれているので、特に女性にはお奨めのうれしい魚です。 塩焼きや煮付けにして食べるのが一般的ですが、独特の癖がなく、とても食べやすいカレイなので、中華風のあんかけを一度試してみてはいかがでしょうか。  
(鮮魚部・近海物チーム・西)

2008年1月 7日 (月)

「初市式が行われました!」

1月5日(土)午前4時45分より、平成20年の初市式が行われました。

東村市長 成瀬社長 穴田農林水産部長

東村市長のご挨拶のあと、当社成瀬社長が3本締めを行い、穴田農林水産部長の音頭で、乾杯(もちろん、お酒ではありません!)が行われました。

せりの模様

その後、売り場に鐘の音が鳴り響き、今年初めてのせりが始まりました。

視察

東村市長は、成瀬社長の案内で、せりを視察されました。
今年も、活気のある福井市中央卸売市場でありますように!

2007年12月25日 (火)

「福井・石川の水がに漁が解禁になりました!」

11月6日のずわいがに漁の解禁に続いて、12月21日に、福井県、石川県の年末の風物詩、「水がに漁」が解禁となりました。

水がに

23日に越前港で水揚げされた「水がに」を、越前町の各業者が、24日朝のせりに間に合うように茹で上げて出荷しました。鮮やかなオレンジ色の「茹で水がに」が、9ヶ月ぶりに、せり場にずらりと並べられました。

水がに

「水がに」とは、脱皮して甲羅が硬くなる前の「ずわいがに」のことで、身の詰まり方こそ通常の「ずわいがに」には及びませんが、手ごろな価格と、茹でたもののジューシー感が、最大の特徴です。地元では、身が「ズボッ」と簡単に抜けることから、「ズボがに」の愛称で、大変人気があります。

水がに

越前港の初日の水揚げでは、例年に比べて小型サイズが多いのが目立ちました。今シーズンは、少々安値でのスタートとなりましたが、年末に向けて、少しづつ相場は高くなります。

水がに

「水がに」は、「生」での出荷は少なめで、そのほとんどは、越前町をはじめ、地場での消費が中心となります。
「水がに」の旬は、1月です。味良し、価格良しの「水がに」は、まさに庶民の冬の味覚の王様といえるでしょう。

2007年11月22日 (木)

「三國シェフ来たる!」

11月22日(木)午前6:45頃、「HOTEL DE MIKUNI」の三國清三シェフが、福井市中央卸売市場に来られ、当社の井上専務が、せり場や仲卸の売り場を案内しました。

三國シェフ

三國シェフは、「甘えび」や「ずわいがに」「赤がれい」など、いろいろな魚を直接手にとって、自分の目で鮮度等を確かめていました。 

三國シェフ

その後、「福井産の魚」について、意見交換をし、場内の食堂で刺身定食を食べ、小松空港へと向かわれました。

Mikuni_chef3

 わずか1時間ほどの滞在でしたが、一流シェフの来場は、みんなの注目を集めました。

2007年11月12日 (月)

「ずわいがに漁解禁!」

11月6日、ずわいがに漁が解禁となりました。3月20日まで漁は続きますが、メスは、資源保護のため、1月10日で再び禁漁となります。

市場の様子

7日早朝には、県内外のずわいがにが、所狭しと売り場に並べられ、また、市場内は、多くの人でにぎわいました。

ずわいがにのせりの模様

午前4時30分より、せりがスタート。今シーズン初めてのかにのせりとあって、場内は大変な熱気に包まれました。 福井市場の冬は、今年も熱くなりそうです!

2007年10月13日 (土)

「市場見学会」

10月13日(土)11:00~14:00に、福井市中央卸売市場の市場見学会が開催されました。
水産部門では、福井県、福井市、荷受、仲卸、その他の団体が協力して展示や即売会を行い、久しぶりの市場開放を楽しみにしていた約4,000名の来場者でにぎわいました。

大型クラゲ(エチゼンクラゲ)は大人気、初めて見る人、触る人。

地元の魚の展示コーナーでは、芭蕉カジキの見事な背びれにびっくり。

名人のハマチの捌き方を真剣な眼差しで見入る来場者。

地元の甘えび、ハマチ、産地直送のサンマなどの安売りが、超人気!の鮮魚即売コーナー。

サワラ、塩マス、ホタテなどの試食品が、あっという間になくなった展示・試食コーナー。

地元のハマチの刺身とともに、試食で人気のあった旬のサンマの刺身。

2007年10月11日 (木)

「お魚供養」

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10月11日(木)に、福井市中央卸売市場の水産物部卸売市場にて「お魚供養」を行いました。
「お魚供養」は、日ごろ私たちの貴重な栄養源としてその生命を捧げてくれる魚達に感謝し、その霊をねんごろに供養するとともに、大漁や魚の安定供給、海の安全を祈願する儀式です。当日は、7:00より水産関係者約130名が参列し、ご焼香をしました。
私たちも魚達の生命を頂いているという感謝の気持ちを忘れずに、食卓にのぼった魚達を美味しくいただきましょう(^▽^)ノ

「商品展示商談会」

9月27日(木)に、福井市中央卸売市場特設会場で、専門家向けの商品展示商談会を開催しました。 

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毎年秋に開催している展示会も、今年で8回目。 「海老」「鮭鱒」をはじめ、「鮮魚」「かに」など9つのブースに約500品目の商品を展示し、試食品も豊富に取り揃えて、お客様をお迎えしました。

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特に人気の高かったのは、「地元産品」ブース。

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漁獲高は全国第2位であるにもかかわらず、県内ではあまり知られていない「サワラ」にスポットを当て、刺身やたたき、酢〆、寿司…等、いろいろな形で試食していただきました。 その他にも、「赤ガレイ」「笹ガレイ」「甘えび」「ハタハタ」「アジ」「メギス」など、「福井の魚」とその「加工品」に多くの方が興味を示しておられました。

E03

また、おせち料理、魚卵、蛸、フグ、鍋物セットなどを集めた「年末」ブースや、全国漁港祭りと銘打って、各地の干し魚を集めた「塩干品」ブースも人気を集めました。

E05

来場された方は、約600名。 来年もまた、秋に開催する予定です。