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2008年7月14日 (月)

「しいら」

しいら

「しいら」は、日本沿岸の暖流の影響を受ける海域で、夏から秋にかけて普通に見られる魚です。 福井では定置網漁で、7月から少しづつ見え始め、8月のお盆を過ぎると減少します。

普段は海面から20mくらいの表層を泳いでおり、主に、イワシ類、トビウオ類などの魚を食べます。 ルアーフィッシングの対象としても大変人気のある魚で、大きいものでは、体長が2mにまで成長します。

また「しいら」は、体が平べったいのが大きな特徴で、成魚は、背が鮮やかな青色、腹部は黄色味を帯びた銀白色で、大変きれいです。 雄は、成長するにつれて額が前方に張り出してきて、雌と容易に区別できるようになります。

「しいら」は、さっぱりとした白身の魚で、刺身はもちろんのこと、塩焼きや照り焼き、フライやムニエル、干物や漬け魚など、どうやって食べても美味しい魚です。 地方によっては、糠漬けにするところもあります。 ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれて、大変人気のある魚です。
(鮮魚部・近海物チーム・谷口)

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