「まあじ(真鯵)」
大衆魚の王者と言われている「まあじ」は、5月~7月が「旬」で、日本全国に分布しています。 刺身、たたき、酢の物、塩焼き、唐揚げ、南蛮着け、干物等、色々な料理に使われます。
「まあじ」は、大きさによって7センチまでを「豆あじ」、10センチまでを「小あじ」、20センチ位までを「中あじ」と呼んで区別しています。 独特の「ぜいご」は、鱗(うろこ)の変化したものです。
漁法はまき網が中心で、全国で、年間約30万トンの漁獲があり、島根県と長崎県で全体の50%近くを占めています。 用途は、生鮮が30%、干物が30%、残りの40%が養殖魚の餌となっています。
「まあじ」には、「地付き」と「回遊性」の2種類があります。 「地付き」の「まあじ」は、餌の豊富な沿岸の岩場などに住み着いて回遊しないもので、背が青っぽく、腹は金色に輝いています。 全国的には「関あじ」が有名ですが、「ごんあじ」や「平家あじ」など、ほとんど全国にいます。 「回遊性」の「まあじ」は、背が黒っぽく、腹は白銀色です。
料理方法としては、特に「味噌たたき」をお薦めします。 「今月のおうちごはん」のレシピも参考にして、今が「旬」の「まあじ」を美味しく食べてください。
(鮮魚部・近海物チーム・西川)
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