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2007年12月17日 (月)

「あんこう」

あんこう裏 あんこう表

あんこうは、口が大きく、頭が平たく、体表はヌメヌメしています。 一言で言えばグロテスクで太っちょの魚です。 深海に潜み、とても美味そうな魚には見えません。 ところがこの魚、旅館・料亭から高級食材と珍重されるほど美味い魚なのです。
あんこうの美味しさを表現するのに「東のあんこうに、西のふぐ」、あんこうの肝については特に「海のフォアグラ」という言葉がよく使われます。 「ふぐ」や「フォアグラ」といった高級食材にも引けをとらないという自信がよく表れています。
また、あんこうは捨てるところが無い経済的な魚と言われます。 美味しく食べることのできる「身、皮、肝、鰭(ひれ)、鰓(えら)、卵巣、胃」を「あんこうの7つ道具」と呼び、それぞれの食感の違いが楽しめます。 これらはいずれも、水っぽさと土臭さを抜くために、蒸すか茹でる等の下処理が欠かせません。
あんこうの美味しくなる時期は水温の下がる冬です。 身そのものは、水分の多い、脂質の少ない白身ですが、産卵をひかえてたっぷり栄養を蓄え、肝には脂がのり、肥大化します。 この肝には、コレステロール値を下げ血液をサラサラにするEPA、脳の働きをよくするDHAや、美容分野でも知られているレチノール(ビタミンA)、ビタミンD、E等に富んでいます。
あんこうの7つ道具を一度に楽しむためには、なべが一番! いただきます!!
(鮮魚部・近海物チーム・千本)

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