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2009年2月

2009年2月16日 (月)

「海老」

海老

 海老は、おせちに使われていることからもわかる通り、縁起のよい食べ物です。字の如く、"老いても、海老のように腰が曲がるまで長生きできますように"と、長寿の意味があります。また、タウリンを非常に多く含む食材で、血圧や、コレステロールの低下に加え、老化防止や美肌効果もあります。
 海老を取り扱ううえでは、"美味しい海老を食べてもらいたい"という強い思いがあります。
もちろん、たくさんの種類の海老がいて味も違うのですが、一般的にスーパーに売られているブラックタイガー海老や、バナメイ海老などの、海老の味の差を決める要素に、海水の塩分濃度が関係あると考えられています。海水の塩分濃度が濃い程、身が引き締まり、味が良くなります。また、海老のおいしさを保つには鮮度保持が重要で、漁獲後、いかにえびの温度を低温に保ったまま、短時間で凍結させるかがポイントです。実際に、インドネシアにも行って、確認してきました。
最近、スーパーで、"海水養殖"というシールや表示を見かけませんか?これは、塩分濃度の濃いところで育てた美味しい海老です!!という意味です。
 他にも、福井と言えば甘海老、北海道のぼたん海老、富山の白海老、静岡の桜海老、伊勢海老など、日本にも、各産地で美味しい海老がいっぱいあります。次回、違う海老をご紹介させて頂きますが、美味しい海老を食べて、幸せな気分になってもらうことを願って頑張っています。
(冷凍部・吉田)