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2008年4月28日 (月)

「チダイ」

チダイ

「鯛」といえば、皆さんのイメージは、「マダイ」だと思います。春が旬です。
ところが、「鯛」は「タイ」でも、これから秋口にかけて旬を迎える「鯛」に「チダイ」があります。 福井県では、定置網漁、延縄漁、釣りで漁獲されますが、「マダイ」や「キダイ(レンコダイ)」と良く似ており、区別しにくい魚です。
「チダイ」が「マダイ」と違う点は、「全体に色が明るい」、「鰓ぶたのふちが赤い」、「尾ビレの後縁の端が赤い(一様に同じ色)」ことです。 尾ビレの後縁の端が明瞭に黒くなっていたらそれは「マダイ」です。
また、かなり大きくなる「マダイ」と異なり、「チダイ」は、最大でも40cm程にしかなりません。 関東では、その明るい体色のため「ハナダイ(花鯛)」とも呼ばれ、華やかな感じがします。 しかし、オスの成魚の頭部背縁(おでこ)は角ばっているので、「デコダイ」とも呼ばれ、メスとは随分印象が違ってきます。
お薦めの食べ方は、塩焼き・汁物・刺身などで、「マダイ」より身が柔らかいのが特徴です。その他にも高知県(土佐)では「チダイそうめん」という料理があります。 これからの季節にピッタリでは・・・
(鮮魚部・刺身物チーム・山下)

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